リサイクル工程

トイレットロールができるまで

全国のテトラパックリサイクル便メンバーの皆様から集められたアルミ付き紙容器は、静岡県富士市にある再生家庭紙メーカーコアレックス信栄㈱の工場でその他の再生紙原料と一緒に加工され、トイレットロールやティシュペーパーに再生されています。 どのような工程を経て、トイレットロールに生まれ変わるのか、ご紹介します。

  • Step 1原料
    ストックヤード
    ストックヤード

    1日に約150t~200tの多様な古紙(ミックスペーパーや紙容器、機密書類など)が搬入されます。

  • Step 2溶解
    パルパー
    パルパー

    ベルトコンベアに乗せられた古紙はパルパーに投入されます。パルパーとは、大きな洗濯機なようなもので、水流が高速で回転しており、この力で紙をあらくほぐしていきます。リサイクル便のメンバーから届いた専用回収箱はそのままベルトコンベアで運ばれ、パルパーに投入されます。

  • Step 3熟成
    熟成タワーで熟成
    熟成タワーで熟成

    あらほぐしした古紙は、熟成タワーで8時間~12時間熟成されます。水分を含んだ古紙を熟成させることにより紙の繊維を膨醇し、繊維が膨らむことにより、異物が取れやすくなります。レシートなどをポケットに入れたまま洗濯してしまうと、ボソボソになっていますよね。そんなふうに、繊維をほぐしていく工程です。ちなみにこのタワーは、27.5メートルもの高さがあります。

  • Step 4精選
    リキッドサイクロン
    リキッドサイクロン

    遠心分離の力を使って、重いものを落としていく仕組みになっています。ここで金属等の異物(主に、廃棄機密書類に付随して段ボール箱に混入しているバインダー等)を除去していきます。

  • Step 5溶解
    スクリーン、セパレーター
    スクリーン、セパレーター

    細かい網の目を何度も何度もくぐらせて、ポリエチレン等の異物を除去し、精選していきます。

  • Step 6脱墨
    フローテーション
    フローテーション

    精選された繊維からインク分を除去します。これはプールのようなところに精選された繊維を入れ下から泡を出すことにより、泡にインク分を付着させて除去していきます。

  • Step 7抄紙
    抄紙(しょうし)機
    抄紙(しょうし)機

    精選された水を含んだパルプを連続的にネットに流して乾燥させ、ロール状に巻き取ります。オーストリア製アンドリッツ社の抄紙機を2台設置しており、1台の抄紙速度は1,800m/分、1時間に約110kmの速さで巻き取ります。

  • Step 8加工
    リワインダー
    リワインダー

    抄き上がったジャンボロールは、この加工工程で私たちが使うサイズのトイレットペーパーに加工され、包装されて製品となります。ジャンボロールから、規格の長さに巻き取り、芯があるシングルでいえば60mに巻き直され、細長いのり巻き状のロールになります。この工程で、プリントやエンボス加工が施されていきます。

  • Step 9加工
    包装機、封緘機
    包装機、封緘機

    のり巻き状になったロールは、高速回転のカッターを通過し、トイレットロール1個の幅にカットされます。通常の大きさになったトイレットロールは、コンベアに乗せられ、それぞれの製品の包装ラインに運ばれます。パック包装し、その後段ボールケース入れられます。

  • Step 10製品保管
    パレタイズロボット
    パレタイズロボット

    ケース単位の製品になったあと、まずは製品ごとにパレット積みされます。1度に何種類かの製品を生産しているのでコンベアに乗ってくる製品はバラバラです。これをバーコードで管理し、このパレタイズロボットが、製品ごとに自動的にパレットに積んでいきます。

完成

完成

こうして、紙から紙への再生の完成です。
工程の途中で分離されたパルプ以外のものも回収して、資源として再利用されています。例えば、金属類は製鉄所へ、廃プラスチックやアルミ箔片を含むペーパースラッジ(細かいかす)は燃料として利用され、焼却残渣はセメントの原料などに利用されます。
一方、リサイクル工程で使用した水は、排水処理施設で浄化し、一定の基準を満たした後、富士川都市下水路に放流されます。